調理時間:10分
保存の目安:2ヶ月
ぬか床に足しぬかをする時は、そのままの生ぬかと一度火を通して水分を飛ばした炒りぬかのどちらを採用しても構いません。
生ぬかは手を加えずに使えて便利で、発酵しやすいというのが長所。反対に炒りぬかは「ヌカ臭さ」が少なく、香ばしい風味が好まれています。

新しくぬか床を作る時は生ぬか、足しぬかをする時は炒りぬかと使い分ける人もいます
生ぬかは酸化・劣化しやすいため、すぐに使わない分だけでも炒りぬかにしておくと、より確実で安全に長期保存できます。
材料 (約2ヶ月分)
- 米ぬか … 200g
野菜を漬ける頻度にもよりますが、2kg前後のぬか床に対して使う足しぬかの量は、1ヶ月に100gくらいとされています。
大量に作る場合は、ジッパー付きの保存袋で小分けにして保存しましょう。保存容器に入れる前に、塩や昆布・唐辛子も一緒に入れておくと便利!

塩の量は米ぬかの量に対して7%〜10%を基準にしてみてね
炒りぬかにしても完全に劣化を防ぐのは不可能で、冷蔵庫保存なら2ヶ月を目安に使い切りたいところ。冷凍庫であれば半年くらい日持ちしますが、できるだけ早く消費することをおすすめします。
作り方
① 新鮮な生ぬかを用意する
精米してから時間が経過した米ぬかは、油分が酸化してしまっていたり、コクゾウムシなどの虫害に遭っていたりすることも……。
炒りぬか向けの新鮮な生ぬかは、ネット通販や近くのお米屋さんで手に入れられます。
もしも自宅に精米機があるなら、精米しながらその度に炒りぬかを作り、ストックを増やしていくと良いでしょう。コイン精米機は無料で生ぬかを持ち帰れる場合もありますが、いつ精米されたのか分からないため、あまりおすすめはできません。
②低めの温度で焦がさないように炒る
フライパンに油を引かずに、生ぬかを入れて弱火~弱めの中火で5分ほど火にかけます。
木ベラなどを使って米ぬかを焦がさないようにかき混ぜ、ダマになった部分を潰しながら慎重に炒っていきましょう。
ぬか床のベースになる米ぬかが焦げると苦味が出てしまい、ぬか漬けの味にも影響が出るので注意してください。
③粗熱を取って保存袋へ
香ばしい香りがしてきて、米ぬかの色が深いキツネ色になったら火を止めます。
素手で触れる温度になったらギュッと握ってみて、ダマにならずにサラサラと崩れたら十分に水分が抜けた証拠!
炒りぬかを密閉できる袋や容器に移して、冷蔵庫・冷凍庫で保存してください。
コツ・ポイント
- 米ぬか自体に油分があるのでフライパンに油は敷かない
- 精米から時間が経っていない新鮮な生ぬかを用意する
- 水分が残ると不要な発酵が進み、ぬか床に悪影響を及ぼす菌が増える可能性がある
- 炒り過ぎると焦げ臭さが出てしまい、香ばしい香りが台無しに。雑菌だけではなく、ビタミンなど良い菌が必要以上に壊れてしまう
- 保管する時は冷蔵庫なら2ヶ月・冷凍庫なら半年を目安に使い切る
おすすめの生ぬか2選!
ぬか床そのものを食べるわけではないですが、その成分は漬けた野菜に吸収されます。
完全無農薬の米ぬかを探すのは難しいので、有機栽培・減農薬で栽培されたお米から採れた米ぬかを使うようにしてきました。
これまでに購入した米ぬかの中から、特におすすめのものを2つ紹介します!
菜香やの「生ぬか」
茨城県に本店がある無添加漬物専門店「菜香や」。
有機栽培米・特別栽培米の「ミルキークイーン」という品種を採用していて、驚くほどヌカ臭さがありません。
発酵済のぬか床やぬか漬けを購入したこともありますが、クセが少なく甘味があって、何度かリピートしています。
水菜土農園の「生ぬか」
秋田県井川町の米農家「水菜土農園」。
品種は限定されていないようですが、秋田県産の「あきたこまち」「ミルキークイーン」、新潟県産「こしひかり」などを採用しているようです。
こちらが販売しているのは、従来の栽培方法より農薬や化学肥料の使用量を50%以下に削減した「減農薬米」の生ぬか。田んぼごとに、必要な分を最小限の1回のみ農薬を使用しているそうです。
精米した当日のうちに発送作業まで完了するのが好印象で、価格も800gで498円(2026年5月時点)と手に取りやすく、イチからぬか床を作る時にも購入しました。

